やってはいけない!!
~霊障・憑依・祟りを呼び込む日常タブー集~

悪霊・邪霊との遭遇を避ける方法を、長年に渡って霊能祈祷師として活躍してきたA女史が簡潔にお伝えします。

第8回

寂れた場所になじんではいけない!

霊能館公開

ストレスの多い仕事が続いたり、長時間に渡って街の喧噪に晒されていたりすると、その反動として自分だけの孤独なスペースを確保したいという欲求に駆られます。これは人として自然なことで、誰にも邪魔されないひとときの憩いを持つことは精神衛生上、とても大切なことだと思います。ただし静かな場所というのは、時にタチの良くない霊の溜まり場となっていることも多いので注意が必要です。例えば、仕事の昼休みに憩いのひとときを過ごす公園。緑豊かで子供達の喚声が響く、ごく普通の公園であれば何の問題もありません。しかし、そこがもし一日中薄暗くて人の気配がなく、陰気な雰囲気に満ち溢れているようなら、新たに別の休憩場所を探した方が良いでしょう。

仮に市街地を離れた自然の中であれば、周囲に人の気配がないのがデフォルトですから、全く気にする必要はないのですが、街中にあって人気の少ない寂れた場所というのは、浮遊霊やマイナスの残存思念の溜まり場となりやすいのです。街には多くの人間が暮らしており、日々その全員が発する大量の思念波動に満ち溢れています。その膨大な思念の中には当然、恨みや怒り、憎悪、悲しみなどの感情も含まれているわけですが、そうしたマイナスの念波は霊的な波動数が荒くて重いので、その場ですぐに霧散解消することなく物質次元に滞留しやすいという傾向があります。さらにそうしたマイナスの思念は互いに惹きつけ合って次第に大きな塊となり、まるで埃が吹き溜まるかのように同じマイナスの波動を発する場所へと集まっていくのです。賑やかな街中に、まるでブラックホールのように点在している陰気なスポット。そうした場所は大抵の場合、悪念や沈滞の波動に汚染されています。似たような波動数を持つ浮遊霊や怨念霊、動物霊の類もそこへ引き寄せられて集結し、負のパワースポットができあがってしまうわけです。

こうした負のパワースポットで過ごす時間が増えれば当然、運気は損なわれます。また浮遊霊や動物霊も活性化しているので、心の弱った状態にある人などは彼らの憑依を受ける危険性さえあるのです。私個人の経験に則して、要注意の場所をいくつか挙げておきます。

  1. 一日中、日が差さない暗い公園や空き地。(敷地内や周辺に池などの溜まり水があるとさらに危険度アップ)
  2. いつも客がいない寂れた喫茶店や酒場。(とくにそうした店の一番奥の席や座敷などに、低級霊が溜まっていることが多い)
  3. 近くに大きな病院や空き家がある、人気のない路地裏。
  4. 不法投棄のゴミが散乱しているビルの隙間。

具体例を挙げればキリがありませんが、とにかく直感的に陰気で殺伐とした雰囲気を醸し出していると感じた場所はできるだけ避けましょう。逆に運気を上げる理想の休憩所は、静かでありながら明るい気に満ち溢れている場所。とくにお勧めなのは、大きな神社や仏閣の境内です。